○作業する前に…壁面・銅版・床面・ガラス等は、養生して下さい。目の防御用メガネ・マスク・ビニール手袋を装着して作業して下さい。
○試す…目立たない箇所でダンブリーチ(10倍希釈~)を塗布し、白木に浸透させ(20~30分置く)水拭き→乾燥後、仕上りを確認して希釈の倍率を決めてから洗浄して下さい。※通常5倍~
○塗料(ニス等)の塗布あり…塗料が残っていると白木にダンブリーチが浸透しません。サンドペーパー(50番~)で塗料を除去して、希釈の倍率を決め、洗浄→乾燥後→ランデヴィオレンジ(撥水性木材保護塗料)を2~3回塗布。(毎回、3~5時間乾燥)
○白木のカビ…目立たない箇所でダンブリーチ(10倍希釈~)を塗布し、白木に浸透させ(20~30分置く)水拭き→乾燥後、仕上りを確認して、希釈の倍率を決め、洗浄→乾燥後→ランデヴィオレンジ(撥水性木材保護塗料)を2~3回塗布。(毎回、3~5時間乾燥)
○古材等(築年数の経過)…最初にハケ・スポンジで白木を水洗いします。水分を含む事により、ダンブリーチが均等に浸透します。希釈の倍率を決め、洗浄→乾燥後→ランデヴィオレンジ(撥水性木材保護塗料)を2~3回塗布。(毎回、3~5時間乾燥)
○通して洗浄…柱等(長さのある白木)、端から端まで通してダンブリーチを塗布する。
○白木に浸透させる…ダンブリーチを塗布して20~30分、液をしっかり浸透させる。※カビの状況によっては再度繰り返す。
○水拭き…木目に沿って常に濯いだウエス・スポンジで拭き取って下さい。
○道具を使う
- 油性用のハケでダンブリーチを塗布して下さい。
- 塗料の除去はサンドペーパー(50番~)で除去します。洗浄して乾燥後、毛羽立った箇所はサンドペーパー(100番~)で修正します。
○日常のお手入れ…カビの発生は、その年の雨量・湿気の影響によって事なります。
- ダンブリーチでの定期のお手入れ…カビの状況によりますが、年に1回を目安に洗浄。
- ランデヴィオレンジ(撥水性木材保護塗料)の定期のお手入れ…カビの状況によりますが、2~3年を目安にダンブリーチで洗浄→水拭き→乾燥後→ランデヴィオレンジ(2回塗り)を塗布して下さい。
POINT
- 天気の良好な日に作業して下さい。
- 隅々(垂木・引き戸や欄間の格子)のホコリを取り除く。
- 高所の箇所から順に洗浄する。欄間・引き戸は、取り外して洗浄。
- ダンブリーチの垂れ残し・隅々に液溜まりが残らないように。
※水拭きの際も上記と同様。
- 薄希釈(10倍希釈)で一度試し、倍率を決め、白木にしっかりダンブリーチを浸透させ(5~10分置く)、木目に沿って水拭き(常に濯いだウエス・スポンジ)。希釈の倍率・水拭きが仕上がりの決め手になります。
○薄希釈から試す…日焼け・シミの箇所に10倍希釈したダンブリーチを塗布。拭き取り乾燥後、仕上がりを確認して状況に応じて倍率を上げ、日焼け・シミの箇所全体(端から端まで)も同じ希釈の液で洗浄し、白木を均等に仕上げます。
※10~5倍希釈までの間で薄希釈から順に試し、全体の白木と均等に揃う用に仕上げます。
○塗料・ワックスを除去してから…ダンブリーチは白木に浸透して効力を発揮します。塗料・ワックスの塗布がある場合は取り除いてからダンブリーチを白木に塗布します。
POINT
- ダンブリーチの塗布はハケ(油性用)を使用して下さい。
- 木目に沿って常に濯いだウエス・スポンジで拭き取って下さい。